令和からのサラリーマン大家日記

不動産賃貸業・投資・読書について気ままに語ります。

AI vs. 教科書が読めない子供たち

このブログでは、

基本的に私がお金持ちになるまでの日記的雑記を書いているのですが、

ちょっと脱線します。

 

現在進行形で、ビジネス本やら自己啓発本やら不動産関係の本やら

株関係の本を読み漁っているのですが、

 

ちょいちょい耳にするAIという言葉、

これが、あまりにも現代の象徴的ワードに思えてきて、

ちょっと一回勉強しようと思ったわけです。

 

起業か、不動産投資か、何をするにせよ

ある程度世間で今ホットな話題は知っておきたいじゃないですか。

 

なので、だいぶ遅きに失した感はありますが、

仮想通貨の話も興味がありますので、今後関連の書籍を探してみたいと思います。

 

まずはAI。

 

今回読んだのはこれです。

 

AI vs. 教科書が読めない子供たち 新井紀子・著 

 

7年間ドバイに住んでいた間、私の子供達はインターナショナルスクールに

通っていました。

 

日本語は家庭で使っていたし、漢字の勉強も家でやっていたのですが

本の学校で国語の勉強をしていたわけではありません。

 

なので、教科書の読めない子供 というタイトルにドキッとしました。

AIの話もありつつ、

子供の読解力にも言及するこの1冊は、

子供のいる親と教育者に読んでほしい内容になっています。

 

AIを研究開発する数学者である著者ならではの、

非常に論理的で説得力のある

「シンギュラリティ」はこない(いわゆる、2045年にAIが人間の知能を超える云々)

という結論。

つまるところ、「0」か「1」かしかないコンピューターに

如何にして

画像を認識させ、言葉を理解させ、文章を読ませ、文脈を理解させるのか

その手法がだいぶ分かりやすく紹介してあるのですが、

 

この本を読んでいくと、

我々が例えばドラえもんから想像するようなAIは誕生しえない事が分かります。

 

何となく、

誰かがいつか、すごいAIを開発する。

そんなことを、AI開発の第一線で活躍する著者が

ガッツリと否定しているのです。

 

 

さらに、この本では、子供達の読解力の重要さ、そして新しい学習法にまで話が

膨らんでいきます。

算数の問題を理解するのに、国語力が必要という話ですですが、

なんとAIは、文章問題が苦手なのです。

 

一方で、これが一番心に残ったんですが、

「今学校で勉強しているような内容こそ、コンピューターが得意とする事」

であり、例えば、

早く正確に計算をすることだったり、

歴史の年表を覚える事だったりするわけです。 

 

 

「読解力」と「想像力」。これで勝負。

 

子供にもっと本を買ってあげよう。