令和からのサラリーマン大家日記

不動産賃貸業・投資・読書について気ままに語ります。

税金の勉強

週末は妻が仕事で鳥取出張、

下の子が従妹の家にお泊り中ということで、

中学生の息子と一緒にゆっくり自分の時間を過ごしています。

 

およそ1年前、

不動産投資の勉強を始めたころに、

不動産投資にはとにかく税金が絡んできそうという事が分かりました。

 

給料から源泉徴収されるサラリーマンの頃は、

とにかく税金に無頓着で、

同僚や友人は全員同じ税金払ってるんだから、

相対的に見ればチャラ、

よく知らなくても、

何も損してないよねって感じでした。

 

不動産賃貸業と出会えたことは、

サラリーマンでも税金のコントロールができるという

それこそ世界が変わる強烈な気づきを得られたという一点においても、

家賃収入以上の価値があったと思っています。

 

さて、

一棟目購入に向けてもがいてた一年前、

税金についてもっと勉強したいと思い、

「教養としての所得税法入門」

という書籍を購読しました。

 

源泉徴収の意味すら知らなかった私にとって、

所得概念や裁判における所得税の重要な判決はちんぷんかんぷんでしたし、

海外の所得税のあらましや日本の所得税の歴史等、

税金を体系的に勉強するには向きませんが、

今まで見たことも考えたことも無い世界の物語に触れる事ができた一冊でした。

 

例えば、競馬の払戻金は一時所得です。

 

一時所得の金額は、

総収入金額ー支出金額ー特別控除額(最高50万円)

で計算され、総合課税で所得金額の2分の1を合算します。

もし馬券を1枚買って大穴当選、払戻金が100万円だったとすれば、

ざっくり25万が一時所得となり、確定申告をしなければいけません。

 

一方で、独自に予想ツールを開発して当選の期待値を高め、

毎日一定量の馬券を買いながら年間収入がトータルで100万円となった場合、

これは一時所得でしょうか?

税務署からすれば、これを事業所得とみれば、

青色申告控除65万を引いた35万を事業所得とみるため、

一時所得より多く税金をとることができます。

 

こういったいろんな過去の判例を紹介しながら、

いろんな教養としての所得税法に触れる事ができる良本だと思います。

 

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どちらもおススメ。

 

現在、来年1月のFP3級の試験を受けるため勉強中です。

某学長や有名高配当株投資ブロガーのおススメ記事に感化され、

体系的にお金の事を一から勉強したいと思い、

「みんなが欲しかった!FPの教科書」

で、一日30分勉強を継続しています。

 

1年前はちんぷんかんぷんだった税金の事。

よくわからずに読んだ左の本。

今は、

右の本が、

ざっくりした私の知識の隙間を埋めていきます。

 

 

これから先、

自分だけでなく、

家族や両親の重要な選択にも触れる機会は多いと思います。

そんな時、

社会にはこういった制度があるよ、

もっと経済的な選択肢もあるよ、

といったアドバイスができるようになりたい。

 

いや、なると決めました!